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  • 祈り

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    ネパールで発生した大地震からすでに4日が経過し、生存率が急激に下がると言われている72時間を超えてしまいました。
    すでに5000人以上の方が亡くなっていると伝えられており、被害の甚大さに胸が痛みます。
    ネパールは相棒のgramaliにとっても自分にとっても、とても大好きで大切な場所のひとつです。
    自分が初めてバックパックを担いで訪れたアジアの国がネパールでした。
    信号機が2台しかない牧歌的な首都カトマンドゥ。牛がのんびりと横切っていた風景が懐かしく思います。
    そして、ダルバールスクエア近くにある安宿でgramaliと出逢いました。

    はじめてネパールを訪れたのは1995年。
    阪神大震災から約2週間後のことでした。
    当時は震災発生後まもなくだったこともありネパール行きをキャンセルするかどうか友人とかなり迷いましたが、決行という決断に至りました。
    ダルバールスクエアで友人とのんびり寛いでいる時に話しかけてくるネパール人は自分達が関西出身だと知ると、『地震は大丈夫だったのか? 家族は皆無事なのか?』と皆、我がことのように心配の言葉をかけてくれたことを今でも鮮明に覚えています。
    そんなネパールで発生した大地震。
    そこへ帰れば赤れんがのセピア色の景色がいつも優しく包んでくれる、そう勝手に思い込んでいただけに、カトマンドゥ周辺の被害の大きさを映像で観た時は想像以上にショックを受けました。
    そして、カトマンドゥでお世話になった人や知り合い、そして宿の人やよく通っていたお店の人たちが無事なのか・・・。とても心配です。

    カトマンドゥは旅行者が宿泊するエリアとしてタメルとジョッチェンの2つに大きく別れます。
    タメルのほうが宿代も安く日本食レストラン初め多くのお店も揃いエリアとして大きくなっていますが、自分達はカトマンドゥ滞在時は必ずダルバールスクエアのお膝元でもあるジョッチェンに宿泊していました。
    ネットカフェなどもタメルの方が充実しているので昼間は必ず1度はタメルに遊びにいくのですが、夕暮れ時にジョッチェンに戻ったときのセピア色の優しさがたまらなく大好きで、それがためにジョッチェンで寝泊まりしていると言っても過言ではありません。

    あのとき、ネパールに飛ばなければ自分の人生は大きく変わったものになっていたことは間違いありません。
    東京で暮らすことはなかったと思うし、今もバックパックを背負って移動することはなかったと思います。
    おそらく実家のある大阪周辺で暮らしていただろうとも思います。
    どちらが良かったかは別として、今ある生活の基盤はネパールへ行ったことで始まったことは確かなこと。
    そんなネパールのために自分が出来ることと言えば、一人でも多くの命が助かることをただ祈ることだけ。
    自分の無力さを痛切に感じながら、他になにか出来ることがあるか考える、今日はそんな休日になりそうです。











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    by sgr2006 | 2015-04-29 12:07 | rabiya | Trackback | Comments(0)

    Rabiyaが制作するマクラメアクセサリー、Gramaliのレザークラフト及び写真を紹介しています。販売ページへはサイト上段のリンクタブよりアクセスできます。


    by sgr2006
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